■ビタミンDとは…
46種類の必須栄養素の中で健康な骨を維持するために欠かせない脂溶性のビタミンで、食事からの摂取に加え、日光を浴びることで体内で合成されるユニークなビタミンです。
特に1日15〜30分程度、顔や腕などを日光にさらすことで、十分な量が生成されるとされています(地域や季節による差あり)。
主に魚(サーモン・サバなど)、きのこ類、卵黄、強化食品(牛乳・シリアルなど)にも豊富に含まれています。
カルシウムの吸収・骨の成長の促進など重要な役割のある栄養素で、体内に侵入したウィルスや細菌などに対して過剰な免疫反応を抑制し必要な免疫機能も促進します。
そのため気管支炎や肺炎などの感染症の発症や悪化の予防、骨粗しょう症やその他様々な生活習慣病(ガン・高血圧)の予防にも効果があると言われています。
■ビタミンDが不足すると…
子どもの場合は「くる病」という病気になることがあります。
これは、骨が柔らかくなって足が曲がったり、身長の伸びが悪くなったりする病気です。
大人の場合は「骨軟化症」や「骨粗しょう症」といった病気のリスクが高まり、骨がもろくなって骨折しやすくなります。
また、ビタミンDは筋肉の働きや免疫機能にも関係しているため、不足すると筋力が低下して疲れやすくなったり、風邪をひきやすくなったりすることもあります。
特に高齢者では、筋力低下によって転倒しやすくなり、骨折の原因になることもあるので注意が必要です。
最近では、ビタミンDの不足が「うつ症状」や「自己免疫疾患」にも関係しているのではないかと注目されており、心の健康とも深い関わりがあると考えられています。
ビタミンDは日光を浴びることで皮膚で作られますが、屋内での生活が多い人や、日焼けを避けている人、また高齢者や乳幼児は体内での合成が不足しやすいため、特に気をつける必要があります。
■ビタミンD不足を解消!!
バランスの良い食事を摂りつつ、食事からでは難しい、、、