低気圧で頭痛・めまいなど、体調が悪いことを、一般的に「気象病」や「天気痛」と呼びます。
これは気圧や天候の変化に体が過敏に反応してしまうことで起こります。
本日はそのメカニズムと改善のための栄養素についてご紹介いたします。
■気象病になりやすい人の特徴
①自律神経が乱れやすい人
ストレスに敏感・不規則な生活・睡眠不足
→自律神経が気圧の変化に過剰に反応し、頭痛・めまい・だるさなどの症状が出やすくなります。
②偏頭痛持ちの人
→低気圧によって血管が拡張しやすくなるため、偏頭痛のトリガーになります。
③乗り物酔いしやすい人
→内耳(耳の奥の平衡感覚を司る部分)が敏感な場合、気圧変化に伴う耳の違和感やめまいが出やすくなります。
④女性(特に更年期・生理中の人)
→ホルモンバランスの変化により、自律神経が乱れやすくなり、気圧変化の影響を受けやすくなります。
■改善するために意識する栄養素
気象病の予防・対策には、自律神経を整える・血流を改善・ストレスに強くなるための栄養素を意識して摂取することがとても大切です。
①ビタミンB群(特にB6・B12・葉酸)
効果:神経の働きを整える、自律神経の安定に重要
含まれる食品
ビタミンB6⇒マグロ、バナナ、鶏ささみ
ビタミンB12⇒レバー、魚介類(あさり、さんま)
葉酸⇒ほうれん草、枝豆、アボカド
②マグネシウム
効果:神経の興奮を抑える、血管の収縮を防ぐ → 頭痛やイライラの予防に
含まれる食品⇒ナッツ類、海藻類、大豆製品、玄米
③カルシウム
効果:神経の伝達をスムーズにし、イライラ・不安感の緩和に
含まれる食品⇒牛乳、小魚、チーズ、小松菜
④鉄分
効果:酸素を運ぶ赤血球の材料 → 疲れ・めまい対策に
含まれる食品⇒レバー、赤身肉、ひじき、大豆製品
⑤ビタミンD
効果:精神安定に関わるセロトニンの働きを助ける、免疫力サポート
含まれる食品⇒鮭、いわし、卵黄、きのこ類(特に日光を浴びたもの)
⑥トリプトファン(セロトニンの材料)
効果:幸せホルモン「セロトニン」の原料 → メンタルの安定に
含まれる食品⇒大豆製品、卵、乳製品、バナナ、ナッツ
★水分不足は血流を悪くし、低気圧の不調を悪化させます。
また、塩分が不足すると自律神経が乱れやすくなるため、こまめな水分補給+適度な塩分も大事です。
日々の生活習慣や食事内容で低気圧の日も元気に過ごせるよう意識してみましょう!
食事での改善が難しい場合は健康補助食品がおすすめです。
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