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栄養素はどこで吸収される?

2025.05.12

■栄養素どこで吸収される???

①口〜胃で分解

食べ物を噛んで飲み込み、胃で消化酵素と胃酸により分解され始めます。

この段階では栄養の吸収はほとんど行われません。(一部のアルコールや薬などは胃から吸収されます。)

②小腸で栄養を吸収

栄養素の吸収の中心です。

炭水化物はブドウ糖に、タンパク質はアミノ酸に、脂質は脂肪酸とグリセリンに分解され、ここで吸収されます。

特に空腸と回腸での吸収が活発です。

③大腸

水分と一部のビタミン(ビタミンKやビオチンなど)を吸収します。

栄養素の吸収はほとんど行われません

 

栄養素別の吸収場所

糖質

消化⇒でんぷんなどが唾液アミラーゼや膵液アミラーゼで分解され、ブドウ糖などの単糖類になります。 

吸収部位主に空腸

吸収方法ナトリウムと一緒に、エネルギーを使う能動輸送で吸収され、血液中に入り、肝臓へ運ばれます。 

タンパク質

消化胃と膵臓の酵素(ペプシン・トリプシンなど)によりアミノ酸やペプチドに分解されます。 

吸収部位主に空腸

吸収方法アミノ酸やジペプチドの形で小腸上皮細胞に吸収され、血液中に入ります。

脂質

消化膵液中のリパーゼと胆汁酸で脂肪酸とモノグリセリドに分解。 

吸収部位主に回腸

吸収方法ミセル(胆汁酸に包まれた形)として小腸上皮細胞に取り込まれ、  再合成されてキロミクロンとしてリンパ管へ入ります。 

ビタミン

脂溶性ビタミン(A, D, E, K)脂質と同様に胆汁で乳化され、回腸から吸収されます。 

水溶性ビタミン(B群、Cなど)単純拡散や輸送体を介して主に空腸と回腸で吸収されます。 

ビタミンB12は特別で、胃で内因子と結合し、回腸で吸収されます。 

ミネラル

カルシウム・鉄・マグネシウムなどはそれぞれ異なる方法で吸収されます。 

カルシウムビタミンDによって吸収が促進され、小腸で吸収されます。

主に十二指腸で吸収されます。動物性(ヘム鉄)の方が吸収されやすいです。 

ナトリウム・カリウムなど小腸全体で吸収されます。

 

■栄養素の吸収を良くするために…

夜遅くの食事は、栄養吸収が悪くなる傾向があるため、吸収効率が良く、朝~昼の間に朝食をしっかり取るのがおすすめです。

また、ストレスや食事内容(脂っこい・冷たいものなど)も吸収効率に関係します。

規則正しく、バランスの取れた食事で栄養素をしっかりと身体に入れましょう!

 

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